エコポイントと政府の対応
政府は省エネ家電の普及を促すため価格の5~10%程度を「エコポイント」として消費者に還元する制度を導入する施策を発表しました。貯まったエコポイントは次回の買い物に使えるようにするとのことですが、細かいところは未だ決まっていないようです。
定額給付金に続いて政府による税金の無駄使いではないかという意見もあるようです。でも、実施されれば給付金と同様に喜んで利用する人の方が多いのではないでしょうか。
エコポイントの対象となる省エネ家電は、冷蔵庫、エアコン、地デジ対応テレビなどで、統一省エネラベル☆4つ以上のついたものになっています。政府は、家庭における省エネ製品を普及して、消費電力の節約を図り、CO2(温室効果ガスの9割を占める)の排出削減、さらには消費拡大による経済の活性化にまでつなげようと目論んでいます。
ただ、エコポイントの対象商品が限られているので、ポイントの使い勝手が悪く、消費喚起につながらないとの政府側の意見から、制度設計を担当する経済産業、環境、総務の3省は対象品目を、鉄道の乗車券や磁気カード、消費電力の少ない電球型蛍光灯などにも拡大する方向で検討を進めているそうです。
エアコン、冷蔵庫、テレビは一度購入すると何年も買い換える必要がないので、エコポイントのお得感はすぐ消えてしまうし、購入する必要のない人には何のメリットもありません。ですから、多くの人に恩恵が行き渡る交通機関の利用にエコポイントを付与するとしたアイディアは賛成です。
地球環境のためとか、日本経済のためとかキレイごとを並べられるより、小さくてもエコポイントのように得るものがあったほうが積極的にアクションをとりたくなりますからね。
エコポイント制度における政府の今後の出方に注目したいものです。
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経済産業省とエコポイント
経済産業省の仕事は、対外経済関係や民間の経済を活性化させること、安定且つ効率的な鉱物とエネルギー資源の供給確保を図ることです。中心は産業・経済政策。そのため、環境問題などで環境省と対立することがあるといわれています。
そんな経済産業省が対立することの多い環境省と仲良く手をとりあって打ち出したのが「エコポイント」制度。沈滞している日本経済を活性化したい経済産業省と地球温暖化対策を推進したい環境省の姿勢がマッチした施策です。
エコポイントは、省エネ性能を5つ星ランクで表示した統一省エネラベル4☆以上の「エアコン」、「冷蔵庫」、「地上デジタル放送対応テレビ」の家電製品を購入して、一定の申請手続きをすればエコポイントで購入金額の一部が還元される、また、対象家電購入に合わせてリサイクルした古い家電にもエコポイントが還元されるという制度です。
エコポイント制度は、経済産業省にとっては、ひとりでも多くの国民がエコポイントを利用して地上波デジタル放送対応のテレビに買換えたり、グリーン意識を高めてエコ家電(省エネ機能の高い家電製品)を購入することで経済が活性化するという目的を果たすことができます。
経済産業省が力を入れているエコポイント制度の重要な柱は、「経済の活性化および地上デジタル放送対応テレビの普及」です。そのため、地デジ対応テレビのエコポイントの還元率は、エアコン、冷蔵庫の5%程度に比べて高く設定されていて、購入金額の10%程度になっています。
経済産業省の思惑はともかく、エコポイントでお得に必要な家電製品を揃える良いチャンスです。家電製品の購入前にエコポイントが還元される製品なのかしっかり確認し、購入後は還元手続きに必要な書類のチェックを忘れずに、経済的に賢くエコグリーンな消費者になりましょう。
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環境省とエコポイント
環境省が推進しているエコポイントはふたつあって、ふたつのエコポイントはまったく別のものです。
ひとつめのエコポイントは、経済産業省、総務省と合同で推進している施策の「エコポイント制度」、エアコン、テレビ、地上波デジタル対応テレビを買うとエコポイントを還元してもらえるシステムで5月15日からスタートしました。
ねらいは、省エネ効果の高い家電製品(グリーン家電)を買い換えて使用してもらうことで、家庭から排出される温室効果ガスの減らし、京都議定書で約束している日本の削減目標を達成しようとするものです。
地球温暖化を防ぐために、環境省が税金を使ってゴミを増やす消費をあおるのは矛盾している気がします。でも、エコポイント制度で地球温暖化に興味がなかった人たちの環境意識を高めるかもしれないという点では評価できるかもしれません。
もうひとつのエコポイントは正式には、エコ・アクション・ポイントといい、環境省独自の政策です。
具体的には、省エネ効果の高い商品(エコ家電の他に、エコマークのついている衣料品や文具など)の購入、省エネ施設の充実した宿への宿泊やレストランなどの省エネ的なサービスの購入・利用、電車やバスなどの公共交通利用など省エネ行動をとることでエコポイントを貯めることができる、貯めたエコポイントは商品等に交換できるというシステムです。
環境省のこのアイデァで、参加企業はよりエコ的な製品の開発やサービスを提供する努力をすることになり、国民は買い物や通勤・通学などの日常のありとあらゆる場面で必要なサービスを購入するだけで、自然にお得にエコ活動に貢献することができるようになります。
環境を良くするには個人々のボランティア精神が大切でしょうが、何か行動をとらない人とダメという偽善意識が出てきたり、義務的になったりしては協力する気が失せてしましますよね。その点、環境省のエコポイントは、国民にも企業にも、環境省にも地球にとっても、楽しくてメリットの多い制度でしょう。
環境省のエコポイント事業にもっと多くの企業が参加して、熱くなりすぎない温かい気持ちに包まれた地球になれば良いなと思います。
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